2021年12月13日
まちなか図書館を考える番外編
12月5日、江南市図書館について考える市民の会「江南あおむしの会」に豊橋まちなか図書館倶楽部の小野代表の代理として挨拶してきました。まちなか図書館倶楽部紹介のビデオ上映の後、自分とまちなか図書館、まちなか図書館倶楽部との関わりについて話しました。その後、会場からの一問一答形式で一時間ほどお話ししました。江南市では現在、現行の図書館に代わる新たな図書館計画が進行中なのですが、現行の図書館から2km以上離れた場所に設置される為、交通弱者のアクセスに懸念が持たれています。
Q まちなか図書館倶楽部はまちなか図書館だけを対象としているのか、豊橋市の図書館全体を対象としているのか?
A まちなか図書館の計画から始まっているが、それが自ずと豊橋市の図書館計画全体に関わっている事が分かり、倶楽部も豊橋市の図書館計画全体に関わらざるを得なくなった。
Q 指定管理者制度について
A 指定管理者制度の問題点としては、1.施設の運営について丸投げになってしまう為に、自治体にノウハウが残らない。2.指定管理者に権限が与えられていない為に、ボランティアとの協働をやりにくい。
Q 図書館計画が固まってしまった後に市民にできる事
A 本来であれば、図書館の性格を定める館長の任命について要望すべきだが、これまでも指定管理者によって図書館が運営されているので、館長の任命について何かを求めるのは難しいかも知れない。それでも、市民が図書館の運営について協働できる局面は多いと思うので、どう協働する仕組みを作れるか市と話し合うのが良いのではないか。
昼食後、ご厚意に甘えて布袋の新図書館建設予定地、江南市図書館、小牧市図書館を見学。江南市図書館は互い違いに階が積み重ねられた特徴的な建物で建築関係の賞を受賞した事もあるそうです。しかし、図書館階は2階と3階で利用者の立場からは建物に入って最初に階段を登らなくてはならないのは子連れ家族や足の弱い方には酷と、市民からの要望で階段用エレベーターを設置してもらったそうです。図書館の中はこじんまりとした空間でちょっとした隠れ家の様な雰囲気でした。
《江南市図書館》
《複雑な空間》
江南市周辺は平坦で地名に「新田」の名前が多く、江戸期に開発された事が分かります。交通の要衝に近く、現在は運送会社の倉庫が目立ちました。
隣町の完成間もない小牧市図書館は4階建ての大きな建物で、外から見ると階段状のテラスが印象的です。中は吹き抜けになっている空間と、各階をつなぐ階段が複雑な表情を作り出しています。「まちなか図書館」とは対称的な昔ながらの静かな図書館で図書は十進分類法に従って配置され、中央図書館として8千平米に30万冊以上を収容しています。隣接するショッピングセンター「ラピオ」の中に中央図書館の移転が計画されてから、ツタヤ図書館として新設される計画から、市民の活動によって白紙の計画から建設された経緯を見ると、図書館としての理想を実現していると思いました。特に「まちなか図書館」に近い45億円の予算で中央図書館並みの施設になっている所を見ると、豊橋市は高い買い物をしちゃったかなと思いました。
《小牧市図書館》
《複雑な表情のある空間》
《贅沢なテラス》
《テーマ別配架と十進分類法が共存》
《広大な子供図書館》
《子供図書館の対面空間》
《スロープに子供向け図書が配架されている。これも十進分類法》
《子供の夢を育む空間》
《こんな秘密基地が欲しかった》
《調度も良い》
《アール・ブリュット展が開催中でした》
最初の図書館移転計画先のラピオは、作りが古いのか天井が低く、ここに図書館を入れても数十年しか持たないだろうなと思うと新図書館の建設は妥当に思えるのですが、ラピオの中にも子供図書館と同様の機能があるを見ると、小牧市の予算が大丈夫なのか心配してしまいます。
《隣接するラピオのがらんどうぶりが凄い》
《ラピオ全景》
小牧からの帰り道、地下鉄を乗り継いで名古屋に出るよりも、名鉄で一旦犬山に出て、そこで乗り換えて戻る方が速くて安く、犬山が交通の要衝だったのだなあと、車窓から犬山城を見ながら思いました。
Q まちなか図書館倶楽部はまちなか図書館だけを対象としているのか、豊橋市の図書館全体を対象としているのか?
A まちなか図書館の計画から始まっているが、それが自ずと豊橋市の図書館計画全体に関わっている事が分かり、倶楽部も豊橋市の図書館計画全体に関わらざるを得なくなった。
Q 指定管理者制度について
A 指定管理者制度の問題点としては、1.施設の運営について丸投げになってしまう為に、自治体にノウハウが残らない。2.指定管理者に権限が与えられていない為に、ボランティアとの協働をやりにくい。
Q 図書館計画が固まってしまった後に市民にできる事
A 本来であれば、図書館の性格を定める館長の任命について要望すべきだが、これまでも指定管理者によって図書館が運営されているので、館長の任命について何かを求めるのは難しいかも知れない。それでも、市民が図書館の運営について協働できる局面は多いと思うので、どう協働する仕組みを作れるか市と話し合うのが良いのではないか。
昼食後、ご厚意に甘えて布袋の新図書館建設予定地、江南市図書館、小牧市図書館を見学。江南市図書館は互い違いに階が積み重ねられた特徴的な建物で建築関係の賞を受賞した事もあるそうです。しかし、図書館階は2階と3階で利用者の立場からは建物に入って最初に階段を登らなくてはならないのは子連れ家族や足の弱い方には酷と、市民からの要望で階段用エレベーターを設置してもらったそうです。図書館の中はこじんまりとした空間でちょっとした隠れ家の様な雰囲気でした。
《江南市図書館》
《複雑な空間》
江南市周辺は平坦で地名に「新田」の名前が多く、江戸期に開発された事が分かります。交通の要衝に近く、現在は運送会社の倉庫が目立ちました。
隣町の完成間もない小牧市図書館は4階建ての大きな建物で、外から見ると階段状のテラスが印象的です。中は吹き抜けになっている空間と、各階をつなぐ階段が複雑な表情を作り出しています。「まちなか図書館」とは対称的な昔ながらの静かな図書館で図書は十進分類法に従って配置され、中央図書館として8千平米に30万冊以上を収容しています。隣接するショッピングセンター「ラピオ」の中に中央図書館の移転が計画されてから、ツタヤ図書館として新設される計画から、市民の活動によって白紙の計画から建設された経緯を見ると、図書館としての理想を実現していると思いました。特に「まちなか図書館」に近い45億円の予算で中央図書館並みの施設になっている所を見ると、豊橋市は高い買い物をしちゃったかなと思いました。
《小牧市図書館》
《複雑な表情のある空間》
《贅沢なテラス》
《テーマ別配架と十進分類法が共存》
《広大な子供図書館》
《子供図書館の対面空間》
《スロープに子供向け図書が配架されている。これも十進分類法》
《子供の夢を育む空間》
《こんな秘密基地が欲しかった》
《調度も良い》
《アール・ブリュット展が開催中でした》
最初の図書館移転計画先のラピオは、作りが古いのか天井が低く、ここに図書館を入れても数十年しか持たないだろうなと思うと新図書館の建設は妥当に思えるのですが、ラピオの中にも子供図書館と同様の機能があるを見ると、小牧市の予算が大丈夫なのか心配してしまいます。
《隣接するラピオのがらんどうぶりが凄い》
《ラピオ全景》
小牧からの帰り道、地下鉄を乗り継いで名古屋に出るよりも、名鉄で一旦犬山に出て、そこで乗り換えて戻る方が速くて安く、犬山が交通の要衝だったのだなあと、車窓から犬山城を見ながら思いました。