2015年07月15日

まちなか図書館を考える(8)

火曜日に「まちなか図書館」を含む「豊橋駅前大通二丁目地区
再開発計画案説明会」に行って来ました。

「再開発準備組合」や設計を請け負っている企業のRIAや、
市の「まちなか活性化」等の人達による再開発の説明と
質疑応答は2時間に及びました。

コンセプトは「みんなが主役となり、つながりを生み出す
まちの拠点をつくる」で、その動機としては以下の三つが
挙げられています。

「いろいろな人のニーズに応え、多くの人が、集い、ふれあい、
楽しみ、くつろぎ、多くの人から親しまれる施設としたい。」

「施設そのものではなく、そこにいる"人"が主役となって、
この再開発への想いを多くの人が共感し、関わっていける
場としていきたい。」

「この施設で完結するのではなく、この施設が起点となり、
人-人、まち-まち、世代-世代など、あらゆることに"つながり"を
生み出し、豊橋の明日につなげていきたい。」

スケジュールとしては、今年3月の都市計画決定を受けて、
来年3月には再開発組合を設立し、再来年の2017年から
東棟建設予定地の名豊ビル等の解体作業が始まり、2019年には
再開発ビル東棟が完成、それまでの間、現在の名豊ビルに
入居している機能は一時的に西棟建設予定地の開発ビルに
移動します。2020年以降、開発ビルを解体し、西棟が
建設されるとの事。

以下は質疑応答の内容

再開発ビルについては、6月に基本設計の契約がなされています。
現在は法令などの確認中だそうです。
基本設計の契約は以下の二社。
K計画事務所
RIA

現在の狭間公園に代わる「まちなか広場」が東西に分かれる
高層ビルの間に設けられる為、ビル風についての質問があり、
回答ととしては、コンピュータによるシミュレーションを
行う、広場に高低差を設ける事を検討している等がありました。

入居する店舗・サービスについては店舗は物販、
サービスは飲食等が想定されているそうです。

図書館は開架式で10万冊程度の蔵書、敷居が低い入館しやすい
物とし、利用時間としては9AM-10PMを目標としているそうです。

防災面では、建物が耐震構造に変わる事で、一帯を帰宅困難者
への対応に用いる事を検討している事と、再開発ビルの建設を
きっかけに周辺地域の耐震化が進んで欲しいと言う希望が述べ
られていました。

再開発地域が参考にしているモデルとしては、富山グランドプラザ、
高松丸亀商店街が挙げられていました。(VUITTONとかZARAとか
来るのかしらん)

東京オリンピック後の建設となる西棟について、経済的状況から
建設できなくなるリスクは無いかと言う質問については、そうなる
可能性は考えていないと言う事で、資金的には問題ないみたいです。

再開発ビルは駅前大通りに面する側が昇降用の空間に用いられるが、
駅前大通りからの商業施設、図書館の視認性はどの様に確保される
のかと言う質問については、どの様にしたら良いか検討中との事。

まちなか広場と南北に連なる通路は水上ビルと駅前大通りをつなぐ
動線を作るとされているが、現在閑散としている水上ビルを人が
回遊する様になる計画があるのかと言う質問については、水上ビルに
新たな入居者を募り、賑わいを取り戻す計画がある様です。(名古屋の
長者町みたいにできるのかな)

市の人から豊橋の街は豊橋人が考えている程、悪くはないと聞いて、
現在は閑散としている中心街についても、ちょっとは希望を持って
良いのかなと思いました。


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Posted by ttakeo at 23:26│Comments(0)文化
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