2020年02月18日
第18回スロータウン映画祭 第3週
「恋に落ちて」
ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが中年の禁じられた恋に陥る。80年代の劇伴がテレビドラマっぽくて、何か妙に懐かしい感じ。
「マイ・ブックショップ」
大戦後のイギリス、戦争未亡人のフローレンスは亡夫と夢見た書店を開くのだが、地域の有力者に目を付けられてしまう。彼女に味方する者と裏切る者…彼女を見守る少女の目から見た物語。ブラッドベリやナボコフの本が取り上げられる所が得点高い。「書店に孤独なんてないわ」
「あの日のオルガン」
昭和19年、B29による空襲が現実化する中、政府によって学童までの疎開は決定されても、就学前児童の疎開はなされなかった。その中、戸越保育園は自力で疎開を実施する。保母たちは戦時下と言う状況に文化的な生活を守り抜こうと立ち向かうが…。いつもはエンドロールが終わる前に動き出してしまう観客が最後まで静かに味わっていました。
「居眠り磐音」
松坂桃李主演の王道娯楽時代劇。修行していた江戸から豊後の杵築藩に戻った幼馴染の三人は、陰謀によって互いに斬り合いになってしまう。傷心の磐音は脱藩して再び江戸に戻るが、そこでも厄介事に巻き込まれ…。佐々木蔵之介と谷原章介は時代劇に似合い過ぎ。

スロータウン映画祭は毎回、劇場に掛かっていても見落としていた名品が掛かるのがありがたい。